いつかは終わりがやってくる

Buellブランド統括の退社

'99スイングアーム+'01アイソレーター+AST Japan)でBuell部門のトップを担当されていた野口 英康さんが、HDJを退社されたそうです。

XB乗りの中で野口さんを知らない人はいないと思いますが、XBシリーズ誕生にBuell本社で直接携わった人です。

仕事以上にBuellに惚れ込んでいることが言葉の端々や表情に表れていて、とても気さくな人です。

オレも何度かお会いしたことがあり、個人的な相談にも乗ってもらったこともあったりしました。

そんな人がHDJを退社されてしまうのはBuellファンとしてもとても残念ですが、昨年10月にBuell社が消滅してしまっている以上、HDJでの彼の仕事は終わったと言うことでしょう。

むしろ、メーカー消滅後1年間もBuellの日本向けのサイトを継続し続けたことが異例なんじゃないでしょうか。
きっと野口さんをはじめBuellチームの皆さんの、彼ら自身を含めたBuellファンへ向けた精一杯の誠意と愛情の表現だったんじゃないでしょうか。

野口さんとロッシくん

VR_YAMAHAから移籍2013ちょうどDUCATIへの移籍が決まったロッシくんがYAMAHAとそのスタッフに宛てた手紙に書いた「どんな美しいラブストーリーにも終わりは訪れる」「(YAMAHAでの)ボクの仕事は終わった」という言葉を思い出しました。

そういえば、YAMAHAへ移籍したロッシくんとBuellに尽くした野口さんにはとても似た境遇だったのかもしれません。

あらゆる面で異端児だったXL系Buell。乗ればわかる面白さと、慣用句的に使う面白さという言葉では表現しきれない、心地よさとバカバカしさが同居した奇跡のフィーリング。
しかし、まあ、壊れる壊れる(笑)。特に国産車のクオリティに比べてしまうと不良品なんじゃないのと言う人も少なくないくらい。

だけど、辞められないのがBuellの魅力なんだよなあ。

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そんなBuellに現れた救世主が野口さん。彼がエリックと創ったXBはXL系より更に独創的な構造を取りながらも、圧倒的にトラブルが減り、主に若者を中心にBuell人口の増加に繋がりました。

そんなストーリーは「当時の彼女は誰も振り向いてくれない存在だった」YZR-M1を「すっかり成長して進化し、賞賛され、求愛されてガレージのなかで微笑んでいる」存在にまで作り上げたロッシくんとM1のそれにリンクする。

そして「新たなチャレンジを目指す時期が来た。ヤマハでの仕事は終わったんだ。最も美しいラブストーリーも、残念ながらいつかは幕を閉じる」と綴ったロッシくん同様、野口さんもまた「HDJでの仕事は終わった」と同じ気持ちなんじゃないかなと想像します。

どこに行こうとこれからもきっと活躍してくれるはず。

またBuellに乗って会いたいですね。

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2 Comments

  1. avatar
    ヤマサ 10月 8, 2010 11:57 pm  返信

    最後のBRAGイベントのときも、野口さんはじめBuellチームの人たちは、できることは全てやってくれてた感じがします。

    野口さんの今後の活躍に期待ですね。

    • avatar
      Go-1 10月 9, 2010 7:01 am  返信

      家族持ちはなかなか遠征できないので、できる時は中とのツーリングに回しちゃうため、BRAGのイベントには参加せずじまいでした。

      最後はちょっと考えたんだけど、結局諦めちゃいました。

      Buell乗りとしては一度は参加した方が良かったかなとも思いますが、時は戻らず。

      まあ、Buellに乗っていればまたどこかで会うでしょう!

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