映画観た「おおかみこどもの雨と雪」

久しぶりの映画館

おおかみこどもの雨と雪春にリアル・スチールを2回観て以来(笑)、久しぶりに劇場で観る映画は細田監督の「」。

細田監督の「時かけ」「サマーウォーズ」と、中島監督の「パコと魔法の絵本」は、洋画びいきのオレ様が何度も観ちゃう邦画でして、今回はこれまた久々に妻にも観せようと、末っ子の笑里(2年生)と3人で出かけました。

内容をつらつらと書いたりはしませんが、基本的に以下ネタバレなので、注意して下さいネ。

さて、我が家は女(19)、男(18)、男(15)、女(8)という4人の子育て中。

そして、基本的には大きな勝負を望まない、野球でいうと2-1で勝てる試合が楽でいいんじゃない?と言う考えの妻と、MotoGPでいうと2位になるぐらいなら最終コーナーで肘くらいくれてやってもいいんじゃね?という考えのオレ様夫婦の感想の同意点や相違点を書いてみましょうか。

映画は本当にすごくいい、「大人のアニメ」、いや、「親のアニメ」でした。

だからこそ、評価は非常に分かれると思います。「大人vsこども」、「男vs女」、「父親vs母親」、「濃厚な悩みを抱えた子ども時代経験者vs未経験者」、「感受性豊かな親vsクソ親」、「子どもへの愛を持つ大人vs自分の生活が落ちるなら子どもは要らない大人」…。

そういう意味では、小学校2年生の1年間、担任教師主導でいじめられ続けたり、幼少の頃からオレの存在自体を全否定する親父との確執があったりしたオレの感想ってのは、多分、一般的じゃないかも。

でも、みんないろいろな過去を背負ってオッサンになってるんだから、実はそうかけ離れてもいないかも(笑)。

オレ達夫婦の感想は大絶賛です。
雪を無意識に傷つけて近づかないでと言われても、納得いかなくて追いかけてしまう草太の行動も、母親に自分の気持ちを話さない雨の性格や、夜風に揺れる青黒い木の枝を眺める行動も、自分自身や子ども達の行動として実体験がある事ばかり。

とくに、無言の芝居が多い雨の描写には、切ないくらいに気持ちが伝わってきました。
狼では大人の10歳という年齢が、切なくて絶妙過ぎます。
母親のラストシーンのセリフにあった、「まだ何もしてあげていないのに」という思いが胸に痛い。 

彼(狼男)との子どもを授かることについて、避妊しろよとかいう感想も見かけましたが、彼は「家(うち)」が欲しいといい、花は「わたしがなってあげる」ってちゃんと言ってるんですよね。
家族を作る前提で付き合ってるんだから、彼は、妊娠を知って抱きついちゃうんですよ。

さて、夫婦共に良かったと言い合ったところは、子ども時代の雨と雪の笑い声!可愛くて思い出しただけで目頭が熱くなります(笑)。
雪が小学校の駆けっこで1番になるところ。この何でも無いシーン、何も感じない人はきっと何も感じないんだろうけど、じゅわっと涙腺が。このあたりはもう、親にしかわからん感動ポイントじゃないかな。

一方、もう一度観たいと思うオレに対して、妻は「辛いから…」と。
何が辛いかというと、子どもの船出は嬉しいけど、生まれた瞬間から今この瞬間までの走馬燈が脳裏を巡るんだって。
オレは「そうか、決めたのか。これからは自分で頑張るんだぞ!」という応援モードなんだけどね。

そういう意味ではエンドロールも秀逸でした。
だって、花の恋愛から出産、子離れ、親離れまでを順を追って見せてきた上、雪の自立のあとのエンドロール は、も一度それをたどる写真を見せるような演出なんだよね。
歌も最近では珍しく、ダイレクトに花の母親の気持ちを歌った歌で、やっぱ泣けます。

さて、オレ達夫婦がグスグスになって観てたのはおわかりかと思いますが、笑里ちゃんもラストシーンは静かに涙をぐしぐし拭きながら観ていました。
小学校二年にも、全ては伝わらないけど、ラストのお母さんの気持ちは伝わったようです。 

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3 Comments

  1. avatar
    たろ~@X1 8月 7, 2012 11:39 am  返信

    あ、あかん(^^;)、たぶん号泣しそうです(怖)。

  2. avatar
    8月 6, 2012 9:56 pm  返信

    この映画って、
    『オレは一体いつから泣いてるんだろう?全ッ然覚えが無いんだが・・』

     みたいな感じで、気が付いたら頬を涙が伝っている映画ですよね。

     多分それが“心を打たれる”って事なんじゃないかな?と。

     で、この映画が観る人の立場や、生き方や、人生経験や、人生観で全く違うモノになるって部分は激しく同意しますし、まただからこそ、自分の家族がこの映画を観て感動できる人でよかったと、つくづく思います。

     しかし・・・

     つくづく思いますが、細田守監督の作品を観てると、何だか某ジ○リ作品を潰しに行ってるんじゃないか?とか思えてならない・・w

    • avatar
      Go-1 8月 7, 2012 6:56 am  返信

      この映画って、おおかみこどもじゃなくても(普通の人間でも)、きっと細田監督なら同じ感動を呼ぶ映画にできたんじゃないかって思いますよね。
      でも、いろんなものを少しオブラートに包む事ができるし、自然描写の奥の深さはオオカミで良かったんでしょうね。

      ジブリつぶしというか、日本のアニメ映画で、TVの劇場版以外のオリジナルアニメをガッツリ作れるのはジブリだけじゃないってことですよね。そういう気概を感じます。

      まあ、結果的につぶしに言ってるくらいの勢い?(笑)

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