総走行距離:45,515Km
突然のクラッチ不調
いつもの通勤ツーリング中、高速を降りて池田から大阪市内へ向かう市街地を走行中に、ちょっとギアが入りにくくなってきました。
最初はちょっと違和感あるな、という程度だったのが、徐々にNが出せないような状況に。
もちろん、このエンジンの癖で、停車状態でNが出にくいのはもはや仕様。
停車する前にセカンド側からNに放り込んでおくのがお決まりの操作。
それができなくなってきました。
噂のクラッチレリーズベアリングが逝っちゃった?
この日、帰宅した時の走行距離43,834km。
なかなか時間が取れないので、ワイヤーの遊び調整でごまかしごまかし乗ってたんだけど、ゴリゴリという感触がレバー越しに伝わるときもあって、ヤバイなーと。
やっと時間が取れたのでインスペクションカバーを開けて、クラッチレリーズランプのアタリを確認してみました。
あー、ゴリゴリはこれか!
ランプがプライマリーケースカバーに接触した後がガッツリ付いていました。
このクラッチレリーズは回転して作用するんだけど、エンジン前方へクラッチケーブルで引かれながら回るので、このシャフトを支持しているクラッチレリーズベアリングがグラグラになっちゃうのです。
その結果、ケーブルが引かれた時にエンジン前方へシャフトごとずれて、こうやってケースに接触しちゃうんですね。
ベアリング交換をしなきゃいけないんですが、純正相当のベアリングがすぐには手に入らないので、ネットで注文を掛けつつ応急処置として近所のホームセンターで汎用品を買ってきました。
6200番と呼ばれるベアリングで、内径と外径、厚みは統一規格になっています。
これにシール型か開放型か、隙間の精度などの型違いがあります。
純正は開放型。プライマリーケース内部の部品なので、プライマリーオイルで潤滑します。
が、ホームセンターには開放型がなかったので、ひとまずシール型で代用します。
組み込みは問題無いんですが、予想通り調整すべく少しエンジンを回してインスペクションカバーを開けると、ベアリングのグリースが灼けた煙が^^;
まあ、予測の範囲内だったんだけど、早急に純正相当部品に交換しなくちゃですね。
2日ほどその状態で乗ってみましたが、シフトはバッチリ。
面倒なのでこのまま汎用密閉型のベアリングでごまかすか、とも思ったりしつつ、大事になったらヤバイので(笑)、純正相当品を取り寄せました。
純正と同じNTN製の番です。¥262でした。
これまたサクッと交換して、調整。
ところが、調整中にクラッチレバーを握ると、がくっという感触と共にワイヤーがゆるゆるに。
こりゃあ、クラッチレリーズベアリングを受けている、レリースプレートのベアリング受け部分がガバガバになっちゃったか、と思いHigh Sideに在庫を問い合わせてみると、
「それって、プレートの裏表逆じゃないですか…?」
という指摘がっ!
「あっ! 絶対そうですわっ! ごめんなさい、助かりました!」
というわけで、大ボケもかましつつ無事交換終了です。
なのですが、プライマリーケースとクラッチレリーズランプの接触は解消されたのでシフトのタッチは良くなったものの、気持ちよくクラッチが切れてシフトしやすいポイントに調整すると、5,000rpm以上のパワーを掛けると、若干クラッチが滑ってしまいます。
そしてそのポイントに調整すると、レバー根元でのクラッチワイヤーの遊びがサービスマニュアル指定の1mm以上取れてなくて、ほぼゼロなんだよね。
うーん、フリクションプレートとかダイアフラムスプリングとか交換しなきゃいけないのかな?
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以前、オクでライトクラッチをポチったときに、オマケでベアリングついてきました(笑)。
ビューエル用とスポ用が違うもんならアレですが、不具合でるようならお譲りしますよ(・∀・)
ホームセンターの6200ZZの金属製カバーは、小さいマイナスドライバーで簡単に外す事が出来ますヨ。
一度お試しあれ。
ビューエルとはいえ、ベアリングは普通に売ってるモノなんですね。
あ、やっぱり?
そうだろうなあとは思いつつ、今から交換するベアリングに傷を付けたくなくて、躊躇しました(笑)。
正確には隙間レベルとかいろいろ種類があって、単に6200番って言うだけじゃ純正と同じじゃないかもですが、様子を見ることにしました。