復活準備(4)

ステムベアリング交換・旧パーツ取り外しで超~~~苦戦!!

フレームハンガーフロント周りをバラしているついでに、雷電二世号(2台目のS3)購入以来、いや、きっと前オーナー時代から手付かずであろう、ステムベアリングの交換を行います。

フロントフェアリングからフロントフェアリングマウントまでバラしてるので、非常に作業がし易い(笑)。
リアショックのフロント側の取付ステーの下にジャッキを噛ましつつ、フレームにタイダウンベルトを掛けてフレームハンガーから吊り下げて万一に備えています。

さくっとフロントフォークを外して、ステムボルトを外し、ステアリングステムとトップブリッジに分割してフレームから外しました。

ステムベアリングプーラーステムに残ったアウターレースは、ベアリングセパレーターを¥1,200程で買ってきて、¥200程の全ネジボルトと、手元にあった何かのステーを利用して、1分も掛からず難なく抜けました。

こうやってセットして…。

ステムベアリングプーラーこうやってキコキコやると「コクっコクっ」と抜けてきます。

ステムベアリングプーラーはい、こんな感じ。

謎の液体がかなりこびりついています

液体については後述。

ステアリングステム強力ステッカーリムーバーを使って根気よくきれいにしました。

次。フレーム側のレース外すよ!

stem-bearing-outerlace-20140518_01しかし、ここからがかくも長い闘いの始まりになろうとは!

そもそも、このステムベアリング交換が’98式の雷電二世号にとって初めてなら、16年もの。
固着だってしてましょう。

に加えて、過去の嫌がらせ被害によって、ボンドと廃オイルと汚物を混ぜたような謎の物体が、トップブリッジにもアンダーブラケットにもこびりついて、すべては除去し切れていません。
案の定、特にアッパー側はベアリングのダストシールからアウターレースまで、やられていました。

ロア側は、ダストシールはやられていましたが、向きの関係でアウターレースはまだまし。

XL系Buellのステムベアリングはテーパーローラーです。
ステムパイプの内径とアウターレースの段差が少なく、打ち抜き難くなっています。

さらに、ヘッドパイプ内にはハンドルロックがあるため、アウターレースの内径ギリギリのパイプ的なものを挿入して打ち抜くと言うこともできず、かなり系の小さな物を使用するしかありません。

ステムベアリングレースリムーバー

そこでステムベアリングレースリムーバーなるを使ってロア側から打ち抜きます。

円柱を縦に割ったような形状の下部に、外に向かって引っかけることができる爪が付いていて、上部を連結しているボルトを緩め方向に回していくことで半円柱の隙間が広がって、ベアリングレースの底に引っかかるという寸法です。

あとはヘッドパイプの上からスライディングハンマーを挿入して、このリムーバーめがけて、打つべし打つべし打つべし!

10回ほどかましてやると、意外とあっさり抜けてくれました。

兵士(工具)達さて、問題はアッパー側ですよ!!

これが今回アッパー側のステムベアリングレースを外すために、死闘を繰り広げた兵士達です。
左端のパイロットベアリングプーラーと下のショックレスハンマー以外は、兵士達が敗れる度に調達してくるハメになりました。

以降、どの作戦も作業前にたっぷりとバーナーでヘッドパイプを暖め、アウターレースを氷で冷やしてから取りかかっています。

まずはと試みた、ロアと同様の手段は全く歯が立たず、15分汗だくで殴ってもビクともしませんでした。

自作SSTそこで次にチャレンジしたのは、パイロットベアリングプーラーを改造した自作SST。
3mm厚のステンレスワッシャーをグラインダーで1時間かけて削り、アウターレースの内径に引っ掛かるようにしたものを、パイロットベアリングプーラーに装着していざ!

自作SSTあかーん、テンション掛かって、すわっ!ってところであえなくワッシャーが曲がってしまいました。
1時間かけて削るような堅さやったのに…。

エキゾーストパイプエキスパンダー次に挑んだのは兵士達の写真の中央左上、ギヤプーラー
これの爪を内掛けから外掛けへ組み替えて、アウターレースに引っかける作戦なのですが、アームが厚すぎて上手くいきません。
またまた、グラインダーで1時間かけてアームの先端を削り、何とかセットできるようにはなりました。

写真(アウターレース抜けてる状態ですが)のようにヘッドパイプ内にプーラーの足場を作る為に、エキゾーストパイプエクスパンダーなるものを買ってきました。
下側から貫通するナットを締め込むと、外周が広がっていく仕組みです。
これをヘッドパイプ内系に合う大きさまで拡げて足場にしたわけです。

ところが、これも結果は惨敗。
テンションが掛かるとギヤプーラーが滑ってしまい、何の成果も残せませんでした。

ここまでで既に10時間ぐらい経過しています。

ここからは、スマートに抜き取ることを諦めました。

再びステムベアリングレースリムーバーを装着して、兵士達の写真、右からSST「水道管」、スライディングハンマー、鏨をとっかえひっかえしながら2週間にわたって殴りまくりました。

 ステムベアリングレースリムーバーのべ、50時間ほど殴り続けて、ようやくここまで来ました!

あと、もうちょっとに見えるでしょ?!?!

これがまたしぶとい!!

ここから数時間殴っても外れませんでした。

ちょっと冷静になって観察すると、微妙~~~~~~に水平に抜けてない模様。

泣く泣く慎重に打ち込んで(戻して)水平を出しましたが、打ち出そうとすると、どうやっても斜めに抜けようとしてしまいます。

ヘロヘロになりましたが、つまり、ヘッドパイプの下から上に向かって叩いているわけで、要するに超アンダースローのような動きでハンマーを振り下ろすというか振り上げているわけです。

これでは、力の入り方も水平に打ち込むということも限界があると判断しました。

そこで再び、上から抜き取るという方法に再チャレンジします。

アーマチュアベアリングプーラーダメもとで買いに走ったのが兵士達の写真中央右上、外れたアウターレースを咥えているSST、アーマチュアベアリングプーラー
爪の先端が開かないようにボルトで連結できるところに注目しました。
これの爪を裏返しに組み直して、内掛けから外掛けに変更、さらに連結ボルトと爪の間にナットをプラスして、爪をアウターレースの内径に押しつけるようにしました。

ギアプーラーの時と同じく、トルクを掛けていく中央のボルトの足場に、エキゾーストパイプエキスパンダーを使いました。

アーマチュアベアリングプーラーそして、ようやく、ほんとーーーにようやく、アッパー側のアウターレースを抜き取ることができました!!!

お疲れさん!!

いや、ここからが本番ですから(苦笑)

名誉の負傷そしてこれがその代償。
スライディングハンマーに全身全霊を掛けた一撃!で、挟みました(>_<)


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