気持ちの整理

東日本大震災

被災された方々、レスキューや復興作業に携わる方々、原子炉の処理に文字通り身を削って対応している東電の方々。

がんばって下さい。心から応援しています。

阪神淡路大震災の被災者として色々と感じるところがありすぎて、かなり心身共に参っています。

でも、ここで吐き出して気持ちを整理して、いつもの気分と生活に戻そうと思います。

大災害時の国の対応

平穏時の政局ばかりで政治が前進しないことへの文句は有権者としていくらでも文句言っていいと思う。というか言うべき。

でも、唐突に襲ってきた大災害に対しての対応速度について文句言うのは筋違い。
それは東電に対しても一緒だと思う。

とにかく時間との勝負なんだから、世界中に借りを作ってもいいから少しでも早く復興の基盤を整えてほしい。

家族との連絡途絶

津波の甚大な被害にあった仙台の若林区の目と鼻の先、泉区に住む妻の両親と連絡が取れず不安な日々でした。3日目になってようやくCメールが届いたようで、義父からメールが返ってきました。
電話は未だに届きませんし、ライフラインは全滅しているそうですが、無事が確認できてほっとしました。

原発の是非

それ見ろなんて言う気はさらさら無いけど、やっぱりイカンよ、原発は。

原発の開発や維持にかかる費用だけみても、費用対効果は全然美味しくない発電方法。
しかも放射能汚染物質を量産し続ける構造。
今回の地震でもみんな表層のことしか報道されないけど、地下の放射性廃棄物は大丈夫なの??

そもそも、なんで「絶対安全」という絶対あり得ないことを平気で口にできるのか。
住基ネットの時も言ってたっけ。ITの知識が少しでもある人は失笑してたよね。

プルサーマルだって10年以上前にドイツの科学者達が「理論では成立するが実用に耐えない」ってとっとと放棄した方針。

ただ、今福島でがんばってる東電を批判するつもりは全くない。
被爆覚悟で短時間作業のローテ-ションで対応してるそうです。辛すぎる。

ちょっと話がそれるけど、会社の方針を100%受け入れられないところで働いちゃいけないと、改めて感じました。
例えばだけど「個人のポリシーとしては原発反対だけど、給料もらうためにそこで働く」という人がいたとします。
会社命令で被爆の危険がある作業を受け入れられるでしょうか。
会社のやることに責任を持てる人でなければムリですよ。しかし、一人一人はサラリーマン。
会社命令に逆らえない人も大勢いるはずです。

話を原発に戻すと、とてつもない危険性や危険物質の処分の先送り(というか埋めて誤魔化す)をするリスクを横に置いておいても、原発を作って維持する金と頭脳があるなら他の発電方法を更に効率アップさせることの方が簡単なはず。

阪神淡路大震災の被災者として

言いたいことはいっぱいある。とても書ききれない。
焼き芋1本1万円で売りつけに来てたヤツ、瓦礫の街を、悲嘆に暮れる人を無神経に撮影するだけのマスコミ。
風雨を凌ぐブルーシートを1枚5万円で売ってたヤツら。
被災したその日に「明日から出社しないともう仕事させない」とオレに言った上司。
震災数年後に「地震に遭うヤツはバカ。備えてないから」と言った次の会社の上司。

そんな爆発しそうな怒りは少しでも思い出すきっかけがあると、十数年経った今でもあっというまにメラメラと燃え上がってくる。
だから、なるべく思い出さないように、まさに封印してきたんだけど、今回はムリでした。

蘇る当時の不安、怒り。余震の度に心臓が縮み上がったこと。

被災地で家族が凍える気持ちで待っているのに、日常的な会社で笑顔まで作って仕事をしている異常さ。後ろめたさ。
毎日倒壊した阪神高速の横を、瓦礫の街の中を、車道でも歩道でもない隙間を縫って延々と2時間かけてバイクで通勤したこと。
クソ重いBuellじゃなく、BROSごときのクラッチなのに左手がイカレそうになったっけ。

直接被災していない今回の震災で、阪神淡路大震災が自分に大きな傷を残してるんだとわかりました。

当時と殆ど同じ心の状態です。結構ヤバイ気分で、胸が締め付けられます。
阪神の時は震災後3年くらい、「死ぬほど~だ」とか、「死ぬかと思った」という日常の言葉に激しい嫌悪感を持つようになって、自分では口に出さないようにずいぶんムキになっていました。

震災時の教訓として得たものはたくさんあって数えきれないけど、例えば自分の周りの人とどれだけ本当に繋がっているのかとか。それまでいわゆる会社内の仲良しグループだったメンバーも、オレの顔を見て涙目で無事を喜んでくれた人とさらっとスルーだった人。よその課なのに本当に親身になって心配してくれた人。
さらっとスルーの人が悪いとかって言う意味じゃなく、自分が相手に対して思っている気持ちとその反対は決して同等じゃないという当たり前のことを実際に目の当たりにしただけなんだけど、勉強になりました。

リセットしよう

そんな感じで、実際、かなりメンタルが痛んでますがいつまでもこのままでは負のスパイラルに負けてしまうので、明日からはパリッといつも通りに戻そうと思います。
これはあくまでも気合いでそうしたいだけであって、自然に気持ちが治ってくれたわけじゃないので、そう簡単にはいかないかもしれないけど。

あの時、会社でお米を1合ずつに分けてオレに持たせてくれたおっとりしたK。
ヘアブラシとか整髪料とか手当たり次第いらんもんを袋に詰めてくれたY。
20L分の水を持たせてくれた隣の課のT課長(あの~、オレ、バイクなんすけど…)。

優しい気持ちも一杯もらったし。

今、目の前に困ってる人がいたら迷わず助ける、手伝う。その相手がとても離れたところにいるだけ。直接手を伸ばして支えることができないだけ。

気持ちはいつもと一緒。

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2 Comments

  1. avatar
    たろ~ 3月 16, 2011 7:13 am  返信

    あれから何度も、慰霊祭やら、記念日行事?的な事を繰り返してきましたが、やはり?、
    いつの間にか、忘れていた気持ちを、今回の地震の映像で、激しく思い出しました。

    祈ることぐらいしか出来ないかもしれませんが、
    Go-1さんと同様に、気持ちは前向きにって、今思います。

    • avatar
      Go-1 3月 17, 2011 2:53 pm  返信

      大規模災害の被災者にしかわからない気持ちって絶対ありますよね。

      オレ的にはあんな目に遭うのは一生に一度だと信じてたのに、
      妻の家族は震災後に神戸から仙台へ引っ越してまさかの2度目の被災。
      幸い、怪我人もなく家屋の損傷も最小限で、ライフラインも電気は回復したそうです。

      オレだけじゃなく、気持ちが辛くて落ち込んだり無力感に苛まれたりしている人はたくさんいるんだと思います。

      でも、共倒れになっちゃいけないと思い直して、足に力を入れることにしました!

      オレ達も日常をがんばりましょう!

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