Buellのエンジンマウントボルトは折れる
雷電二世号(2代目の’98 Buell S3 Thunderbolt)のフロントアイソレータ、エンジンマウントボルトの左側が折れました。
気づかずに走行を続けるとエンジンが落ちる危険性のある、非常にヤバいトラブルですが、XL世代のBuellではよくあることで、オレ自身、そう驚きはしませんでした。
だって2回目だもん。
雷電一世号で1度経験済みで、前回と全く同じ症状。左側ボルトが折れ、折れ方もねじ山に掛かる部分からポッキリと。
報告例も非常に多いトラブルなのです。
兆候はありました。当時の雷電一世号での事例は、Motorhythm WEB版、ガレージNoteの1999年6月12日と2002年5月18日の記事に残しているので参考にして下さい。さらに今回兆候として感じたこともここで追記するので、似たような症状に悩まされたら、すぐにエンジンマウントボルトをチェックして下さい。
- ギャップに乗った時にリアサスがフルボトムしたような衝撃がある
- その際にドライブベルトがどこかに接触しているような振動がある
- 加速時の振動がやや大きくなる
3番目は微妙と言えば微妙。注意していないと気づきにくいかも。
1999年の6月12日の記事でも少し触れているのですが、”2.”の症状から、ドライブベルトの張りが強くなったのかと錯覚しました。
特に今回は徐々にこれらの症状があったから、リアサスの底突きを解消しようとして、リアサスのプリロードを掛けようとしたり、コーナー侵入時にギャップがあったりなんかしたら猛烈に振られるもんで、リアサスのダンピングでごまかそうとしたりしたものの症状は改善せず、ちょっと悩まされていたのです。
しかも、よりによって今回ボルトの折損を発見したのが久々のツーリング途中! びんちゃんとの集合場所である桂川PAへ向かっている時に発覚したのでした。
家を出て山陽道の三木東ICまでは5分程度。その間にも最近悩まされ続けている違和感がありつつも、ツーリングに向かう高揚感と新設したナビとB+COMに気を取られてそのまま高速へ。
しかしさすがに、高速道路を走行していてリアサスの底突き感や、その際のドライブベルトが車体のどこかに接触するかベルトとプーリーが滑るかしているような感覚は無視できず、山陽道に乗ってすぐの淡河PAでピットイン。
リアサスとドライブベルトを点検して特に異常がないことを確認。
首を傾げながら再び桂川PAを目指したものの、どうにもオカシイので次の西宮名塩SAで再度ピットイン。
ここで、ドライブベルトのテンションを疑い、本格的にリアタイヤのアクスルナットを緩めて、ドライブベルトを緩めに調整し直しました。
三度桂川PAへ向かうと、若干違和感は改善されたように感じられ、ならば、桂川でもう少し緩めてみるかなんて思いながら走っていたんだけど、集合場所に着く頃には改善された感はゼロになってました。
桂川PAで、びんちゃんを待ちつつ、今回の違和感を過去の経験に照らし合わせて一つずつ確認していきました。
最初に疑ったのはスイングアームの破損。洒落になんないけど、経験者なので(笑)。
でも、ここは大丈夫そう。
腕組みをして少し離れてS3を眺めること暫し。
フロントアイソレータのエンジンマウントボルトの弛みは、ついこの間点検済みだしな。
…ん?
で~~~~!?
これはデジャビュ?
まあ、てなわけで、7年ほど前に見たのと全く同じ光景、折れたエンジンマウントボルトがクラッチケーブルで頭を押さえられて辛うじてそこに残っているという。絶望的な様子を目の当たりにしたのでした。
救世主はいつもハイサイド
集合時間がAM6:00だったもんで、いかに24時間サポートを謳っているハイサイドとはいえ、さすがにこの時間に電話するのは気が引ける。
それにお店が開くまでは連絡も付きにくいだろうしなあ、などと、やってきたびんちゃんと一緒に思案すること数分。
堺市にあるハイサイドから京都の桂川PAまでの時間も考えると、申し訳ないけど早めに救助に来て貰って、もし代車を借りることができれば、せっかく予約しているツーリングに行けるかもしれない。
そこで、店長のタキモトさんのケータイ番号をハイサイドと付き合いの長いこぼんさんに教えて貰い、連絡を取ってここまで引き上げに来て貰うことになりました。
オレ達仲間うちでは「弁当とトラブルは自分持ち」というルールがあって(笑)、こういう場合はトラブル解決のための人手が不要になったら、他のメンバーはそのトラブルに付き合わずに先へ進むのです。
引き上げ後の予定は追って連絡することにして、びんちゃんには先に行って貰いました。
で、結局その日は引き上げに来て貰ったハイサイドのトラックに乗って、お店まで行き代車で貸して貰えたプレサージュに乗ってツーリングへ行くことができたのでした。
ドライブになったけど(笑)。
と、いうわけでいつもいつもトラブル救済に駆けつけてくれるハイサイドさん、ありがとう!
ちなみにエンジンマウントボルトは1本¥2,000-だそうです。
そんな事件があったんですね。
やはり代車がジェベル200やSRX125では厳しいですもんね。
あのプレサージュ、僕も何度か運転してます。
これからツーリングって時のトラブルは、
うっひゃー!
ですね、ホンマ。
ワタシだったら、家に着いてから気が付くような感じかも。
(ワタシみたいに飾ってるだけで、乗らないってのはダメですネ・・・)
ハイサイドって良いショップですね。
>2台目
いやあ、奥さんと一緒に神戸に来てたんなら是非会いたかった!
次回は声かけて下さいな。旨いとこ紹介します。
当然リーズナブルで(笑)。
ハイサイド、様々ですよ、ホンマに。
ここまで面倒見てくれるお店は他にないでしょう。
ロードサービス頼んだらいくら出費していたことか…。
ありゃま
ツーレポかと思ったらトラブルでしたか
神戸に行くと決めた時
「あ~そういやぁ信州行ってるんだった…」
とチョット寂しかったり羨ましかったり
ワシならたぶん気付かずそのまま信州でしたな(笑)
しっかし恐るべきはハイサイド
普通のショップはそんなことしません
もう馬鹿かと(誉め言葉)